著者が苦労の末に編み出した独学で英語を話せるようになる実践的な方法が書かれていて、よいと思ったので紹介致します。
読後の感想
私も独学で英語の勉強をしていました。しかしTOEICを受験した時もリスニングだけ点数が悪く、ずっと英語のリスニングが苦手でしたが、その理由がこの本を読んで分かったような気がします。ひたすら英語を読んだり聞いたりばかりしていて話す練習をしていなかったということがリスニングの点数が悪かった理由かなとこの本を読んで思いました。話せない言葉は聞きとれないとのことです。教科書をひたすら読んで暗記しても話せるようにはならない理由が分かりました。
この本の読者ターゲット
以下のような悩みのある人にはぴったりなのかなと思います。
英語をいくら聞いてもリスニングが上達しない、または話せるようにならないと悩んでいる。
英字新聞やTIME等の英文雑誌を一生懸命読んでいるが一向に英語が上達しないと悩んでいる。
スピーキング上達の方法
教科書を一生懸命覚えても話せるようにはならない。自分の感情と連動した言葉を使っていないから。
スピーキング上達には“自分への取材”をする。
自分の心から湧き出したものを英語に変え、声に出して練習する。
自分への取材とは具体的に何をするのか。
1.これを英語で何というかと常に自分に問いかける
2.自分の日本語の会話を(相手の了承を得て)録音する
3.自分のSNSへの書き込みを読み返す
これを知ることによって自分が現実の中で思い、感じ、考え、使ってみたいと思っている表現に出会える。これを英語にして覚えたものは自分の情動と直結しているから瞬時に口から出せる。
自分の興味にあった表現を探すための方法
それでは具体的にどのように探していったらよいのか。
- ツイートやYoutubeのコメント欄を英語のキーワードで検索する。
- 雑誌やインターネット広告を読む。
- 興味のある人物のインタビュー記事を読む。
- Youtubeで英語学習に関する動画コンテンツを『英語』で視聴する。
Twitterのキーワード検索はその時の自分の気持ちや考え方に一致するツイートを見つける。例えば失恋したのなら失恋を英語にしてそれを検索する。
インタビュー記事で会話のスタイルを学び、映画を見てセリフから生きた英語を取り込むようにする。
まとめ
このようにして自分だけの表現を作っていくというのがこの本で提唱されています。もちろん英語以外にも応用できる内容であると思います。ここに書いた以外にもいろいろ学習の仕方や役立つ英語表現等が書かれているのでおすすめできます。
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