全国通訳案内士試験の科目免除のために受験しましたが、無事正解率70%で合格しましたので勉強方法を紹介します。受験当時は51歳でほぼ知識がない状態で受験勉強を始めて合格したので参考にしてください。
歴史能力検定2級日本史の試験概要
実施時期:毎年11月下旬頃
試験会場:全国30会場
受験資格:なし(受験資格制限もありません。)
出題形式:4肢択一問題45問、記述問題5問 (合計50問)、試験時間50分
合格基準:正解率60%が目安
合格率:26.4%(第38回の実績)
受験料:6,800円(税込)
2022年3月までの情報
詳しくは歴史検定協会公式ページまで
歴史能力検定2級日本史勉強時間、勉強方法
他のブログを見ていると、働きながら1か月で合格しましたとか書いているのもありましたが、それを信じて1か月前に初めたのでは遅すぎます。特に社会人は受験を決めたら1日でも早く始めましょう。私の場合、他の資格の勉強もあったので早めに始めました。3月から勉強開始しました。
大学受験用の日本史の動画で学習
日本史は大変範囲が広く、独学といえども教科書を読むだけでは効率が悪いと思ったので大学受験用のオンライン授業を受けることにしました。
私の場合はN予備校を選びました。
他にはスタディサプリが有名なのでどちらかで選べばいいと思います。
スタディサプリなら月額2,178円で14日無料体験があります。
N予備校は月額1,000円とスタディサプリよりは安いです。
どちらも無料体験期間があるので、いいと思った先生を選びましょう。
N予備校の日本史の特徴
日本史担当の講師は松本恵介先生です。
松本先生の授業は図と語呂合わせでとにかく頭に入りやすいのが特徴です。語呂合わせで楽しく勉強できました。特に内閣総理大臣の唄は最高によかったです。歴代内閣をほぼ順番に覚えられました。伊藤博文内閣から歌を歌って順に覚えていきます。『もしもしカメよ』のメロディーで歌いますが、4拍子の歌ならいけると思います。私はギザギザハートの子守唄はしっくりきました。『いくやまいまいおやいかさかさか』はもう古いです。
それと文化史の授業も好きです。本当に寺院に行った気分になれましたし、長い仏像の名前がすんなり覚えられました。
講座ですがベーシック講座を選びます。(ベーシック、スタンダード、ハイレベルとありますが、問題演習が違うだけでテキストと動画は同じなのでベーシックを選んでください。)
講座は全部で93回まであります。動画は50講+文化史5講です。動画を見ながら講座が進んでいきます。1回につき1動画というわけではなく、バラバラですね。とにかく1回から順に始めていきましょう。
1動画90分なので90X55で合計82.5時間になりますので結構なボリュームになります。
動画を最初は1.5倍速で見ていましたが、理解力が落ちるので1倍速で見るようにしました。
動画を見終わったら、各回で4択の問題が約20問あるので、知識の定着に役立ちました。
N予備校の日本史の参考書
日本史の動画を見るときに必要な本は3冊あります。
カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の日本史ノート
詳説日本史B
詳説日本史図録
この3冊は最低限買ったほうがいいです。
カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の日本史ノート
松本恵介の著書です。見開きページで左側のページが先生の説明で右側に1年間授業を受けた生徒さんの実際のノートが印刷されています。非常にきれいなので、大変見やすいです。
N予備校の授業では先生の板書をスクショに取るのですが、後で見返すときどこに行ったのか探すのに大変です。やっぱり紙の本であったほうがいいでしょう。もちろん買いました。
詳説日本史B
教科書でやっぱりあったほうがいいです。授業でもたびたび出てきますし。知識の整理のため3回通して読みました。
詳説日本史図録
N予備校の授業では写真の許可を取るのが大変なようで(たぶん使用料が高い)、
写真をイラストで代用しているのが多いです。そのため図録はあったほうがいいです。
特に文化史は写真がないと覚えられないので、この本は必要でした。
仏像は写真で覚えないといけません。
試験勉強だけ考えればこの本なのでしょうが、日本史の勉強ということで言えば『図説 日本史通覧』いいでしょうね。本屋で見たら日本史通覧のほうがわかりやすかったです。
N予備校の動画以外の勉強
他の資格の勉強もあったのでN予備校の授業を見終わるのに3月から10月半ばまでかかってしまいました。他の方はもっと詰めて勉強しても余裕だとは思います。
3月から10月 N予備校(3冊の参考書も含む)+通勤電車で『日本史B一問一答』を解く
9月に過去問
10月と11月 N予備校の問題演習と復習、元祖日本史の年代暗記法、共通テスト過去問研究 日本史
このようなスケジュールでした。
過去問が1年分だけしかなかったので、共通テストの過去問演習をしました。結果から言うと問題形式が特に最近は違っているのでしなくてもよかったと思います。問題解答になれるという意味ではよかったとは思います。これから受験の方は時間があればでいいでしょう。
元祖日本史の年代暗記法は並べ替え問題に効果があったと思います。音声もあるので寝る前に聞いて年号を覚えました。
歴史能力検定2級日本史試験問題への対策
4択問題と年代並べ替えと記述問題があります。
4択問題は特にすることはないです。
年代並べ替えは意識して事件の並びや年代を覚えてください。
記述問題は、記述問題といっても人物の名前や作品等を漢字で書くだけです。
記述問題対策としては、難しい漢字や間違えた問題を紙に書くということをしました。
しかし2021年の試験は記述が前年より難しかったので情けないことに私は5問すべて間違えてしまいました。
徒然草がどうしても思い出せず書けませんでした。
鞍作鳥の鞍の字の右側がどうしても思い出せなかったです。
この2問はほかの合格者ならできたとは思います。
5問すべて間違えたので結果的にはしなくてもよかったのかとは思いますが、私みたいに高校卒業して国語や歴史の勉強から離れて長いという人はやるべきです。最低でも5問中2問は正解したいところですから。
まとめ
以上歴史能力検定2級日本史に合格する方法を実体験をもとに紹介しました。じっくり実力をつけて楽に一発合格したいという人には参考にしていただければ幸いです。
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